カナダの大学の制度と受験の方法

 

こんにちは。1年生のしおりです。

1本目の記事は、カナダの大学の制度、日本の大学と違うところなどをざっくり説明していこうと思います。私自身ネットで調べまくって学校を決めたので、カナダの大学を検討されている方のお役に立てば嬉しいです。

学校によって全然違うよ、なんてこともあるかと思いますのであくまで参考程度に、気になったところは自分でも調べてみてくださいね。検索ワードなんかも紹介しときます。
それでは行ってみようっ!(これ言ってみたかったの。YouTuberみたいやん?笑)


1. 学期

これは結構有名でご存知の方も多いかな。カナダの大学は基本9月始まりです。
メインは9月から12月が秋学期 、Fall term1月から4月の末くらいまでの冬学期、Winter termです。これは学校によると思いますが、ダル(ダルハウジー大学を略してこう呼びます)はそれぞれの学期の途中に1週間の休みがあります。少し息抜きしたり、溜まっている課題を終わらせたり…。
5月から8月は夏休み!この夏休みの間にもサマーコースと呼ばれる授業があって、取りたい授業が開かれていたら夏休みでも授業を取ることができます。でも授業は取らずにバイトしたりする人が多いかな(私の体感)。そもそも取りたい授業が開講されてなかったりすることも。(私は今年無かった…)
日本から留学する場合、3月に卒業しても9月まで少し時間ができることになります。

2. 入試制度

カナダの大学は「入試」がありません。基本的には高校の成績が全てです。
高校の成績、大体これ以上(例えば70%以上など)取っていればいいですよ、みたいな基準が学校ごとに設けられています。なので、レベルが高い学校ほど基本的にその基準の成績が高く設定されています。
また、エッセイを提出してそれも審査される大学もあるみたいです。ちなみにダルはありませんでした。
気になっている大学がある人はまず、その大学のホームページに行って、’admission’ とか‘admission requirements’と検索してみてほしい。(admission は直訳すると入学、なんやけど、いわゆる受験生向けのページに行けます。)カナダの高校に行っている人向けとは別に海外生international students向けに基準があったりします。
また、IB(国際バカロレア)を取っている人はまた別にその基準があります。IB取っているとEnglish proficiency (次の「3. 言語の基準」で詳しく書きます)の証明が要らなかったりするみたいです。(良いなぁ。でも高校の時大変な思いされてますもんね…ひとりごと。)
いずれにせよ、出願するときに高校の成績証明書を送ればオッケーです。出願は学校によって違いますが入学の1年前の大体9月〜10月にオープンになります。結果は順次メールで送られてくる感じです。私は10月に出して12月に合格通知が来ました。
5月くらいに出願してもすぐ許可降りるのでゆっくりでも大丈夫みたいです(ふうきちゃん談)。
一応ダルのadmission のページのリンクを貼っときます。 
学部生はundergraduate admissionです。

3. 言語の基準

私たちの大学、ダルは英語が基本の大学です。でもカナダにはフランス語がメインで使われている大学もたくさんあります。ここでは英語が基本の学校について話をしますね。
カナダ国外の高校、もしくは高校の公用語が英語でない場合、多くの大学にEnglish language requirements またはEnglish proficiencyと表記される言語の基準があります。
学校の授業についていくためにこれくらいは英語できないとだめだよ、っていう基準みたいなものです。この証明によく使われるのがTOEFLやIELTSというテストです。(ちなみに私はTOEFL派笑)
先程の成績と同じように学校がそれぞれ基準を定めていてそれをクリアすれば正規の学生として入学できます。
例えばこんな感じ。これが現時点でのダルの基準です。(スクショは2021年3月21日、画質悪くてすみません。)
 


この基準さえ超えていれば、より高い方が合格に有利などということはありません

基準を超えてなくても入学したい人向けに英語の授業付きのコース?みたいなのがある大学も結構あるみたいなので、英語あんまりできないけど、、と思っている人がいれば、調べてみるのも良いかも。
あと、地域の語学学校に通うとTOEFLやIELTS受けなくてもこの基準を満たすことができるそうなので、試験が嫌な人や語学学校行ってからがいいなという人にはそういう選択肢もあります。(ダルに入るにはECLCなどで許可がもらえるみたい。)

4. 学部の選び方

これが日本の大学とかなり大きく違う点かと思いますが、入学時点ではざっくり決めておけば後からゆっくり何を選考するか考えることができます。(分野によるけど、日本の大学よりは履修の自由度が高いです)
私自身、入学時点で公式に決まっているのはBachelor of Science、直訳すると理学士を取るコース、ということだけなんです。どういう授業をいくつ取るかによって、自分でメジャー(専攻)を決められます。メジャーを二つ選ぶダブルメジャーという選択肢や、メジャーとマイナー(副専攻)という選択肢もあります。
入学時にどのコースがいいか、みたいなのは書くんですが(多分書いた。ちょっと記憶が薄れてきてます)、軌道修正もかなりしやすいと思います。
前回の記事、自己紹介でも少し書いたんですが、私自身も絶賛悩み中でございまして。海洋生物学がしたくてダルを選んだので(ダルは海洋学や海洋生物学がかなり有名)、メジャーはMarine Biologyにすると思うんですが、もう一個メジャー取るかなあ、マイナーにするかなあと、とーっても悩んでいます。
ものすごく授業選択の自由度が高くて、1年生の今は、生物、化学、数学、統計と海洋生物学をメジャーにするための下準備以外にも、今は人類学と社会学の入門を取ったり、コスチュームメイキング(スカート作ったりシャツ作ったりするんですよ!)の授業を取ったり、electiveとして専攻にしたい分野以外にも気になることを勉強できるのですごく良い環境だなと思っています。高校の時は、歴史とか社会の授業は苦手だったんですが社会学は面白くて!視野も広がるし新しい考え方を手に入れた感笑
とにかく、何が言いたいかというと、この分野のことが勉強したいんじゃーって決まっている人はもちろん、何がしたいのかいまいち決まらないっていう人にもカナダの大学(アメリカとか他の国でもいいと思うけど)をおすすめしたいなってことです


私はダルに入学したこの進路、自分に合ってたな、すごくよかったなと思っています。
カナダの大学について調べるときにネットで調べまくっていたので、この記事もどなたかの参考になればいいなあ。

今回、かなり広いトピックをだーっと書いてきたので、もっとここ詳しく知りたいなどあれば、このブログのコメントに気軽に質問を送ってください。もしくはこの情報発信部のインスタのコメント、DMでもお返事できますー(インスタは@daljpn_info)。

次の記事では2年生のふうきちゃんがダルについてもっと詳しく話してくれる予定です。

それではまた!しおりでした!








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