みなさんこんにちは。
もうすでに9月も下旬になり、本格的に授業が始まりました。
3年生トリオ(ふうき、かりん、りお)にとっては久しぶりの対面授業です!
というわけで今回は、ダルハウジー大学における対面とオンライン授業を振り返り比較してみました。
そこそこ情報量が多いので、紅茶でも飲みながらまったりとお読みくださいませ。
それでは時を戻し、まずは1年目から…
コロナがなかったあの頃へ(遠い目)
1年目:最後の最後でコロナウイルスの直撃に遭う
もともと私たちは2019年の9月に入学しました。
3人とも専攻が同じCommunity Designで、お互い英語でそこそこ話した後に日本人とわかりぎこちなく日本語に切り替えて…みたいな出会いでした笑
大学の日本人会でおにぎり作ったり、早口の教授の早回しのスライドショーに目を回したりしているうちに前期(秋セメスター)はあっという間に過ぎ、さあ2020年、冬セメだ! これを乗り切れば1年目終わるぜ! というところでした。その勢いと慣れもあってか、授業はそこそこ順調でした。
2月にコロナウイルスという聞き慣れない名前がニュースに登場したときも、ダイヤモンドプリンセス号やばいな~ 日本大変だな~ くらいの感じだったんです。そう、2月まではね…。
雲行きが変わったのは期末試験を1か月後に控えた3月半ば。
寮が閉まり、キャンパスを歩く学生の数は激減。
留学生も例外ではなく、私たちは全員一時帰国を余儀なくされました。
(このあたりの流れはふうきのこの記事をご覧ください。)
授業も最後の数週間はオンラインに切り替わり、皆大混乱。(中には今までの最高点がそのまま最終の成績にカウントされるよ、というクラスもあった。)
そしてこれが、コロナウイルスとの長い長い闘いの始まりでした。
2年目:日本からオンライン授業
その後もコロナ禍の勢いはとどまるところを知らず、2年目は完全オンラインに移行。
3人とも日本からオンライン授業を受けました。
オンライン授業が決まった時は、正直まあそうだよな、とは思いつつもやっぱり不安でしたね。
なんてったってカナダの大学の授業をひとりで日本から受けるって… 頼れるのは自分だけだ感が強すぎる。この間3人でめっちゃ連絡取り合ってました。感謝。持つべきものは専攻が同じ日本人学生だね。
オンライン授業の様子(写真はイメージです)
それでも、視点を変えればオンライン授業の良さも見えてきました。
たとえば…
- オンラインでのプレゼン→書いたメモを読みながら発表できる(人前で話すの苦手でもこれならやりやすい!)
- テストがオープンブック(教科書やノートを見ながら問題を解く形式)→テスト勉強のストレスがかなり減った
あと意外だったのが、
「理系の実験もやろうと思えばオンラインでもなんとかなる」
ということ!
地質学のクラスで石を使うLabがあり、そのラボキットを大学のブックストアから日本に送ってもらって実験をこなしました。
物理の実験も缶詰やミニカーなど、身近にあるもので行い、それでレポートを書きました。高度なソフトや機械を使わずとも実験が成り立つ、というのは発見でした。
そして久しぶりに日本で過ごし、成人式に参加したり、家族との時間を過ごしたりできたのはありがたかったです。先の見えないコロナ禍、家族の存在は本当に大きかった。
こんなふうに、いいこともあったオンライン授業ですが、もちろんつらいことも多かったです。
特に大変だったのが、留学生にとって避けて通れない時差の壁!
日本時間の深夜や早朝に授業を受けたり、
グループワークでチームメイトとのコミュニケーションがうまくいかなかったり、
体内時計狂いまくり。
なかには試験が深夜にあったりしてしんどかったです。
(教授に時間変更をお願いするべく、かなり長文のメールを送るもあえなく却下されました。いまだに根に持ってます)
もちろん講義はレコーディングされていたため後で見ることもでき、その点はありがたかったのですが、そのレコーディングがなかなかアップされなかったりしたのも地味にストレスでした。 録音も2時間あったりで、集中力が続かない。
ひとり部屋で課題をこなすのは結構つらかったですね。気分はラプンツェル。もしくは『ノートルダムの鐘』のカジモド。
そんなこんなで、波乱だらけの2年目もなんとか終了。
ハリファックスの状況はかなり落ち着いてきて、大学も対面授業再開に向けて準備を始めました。
3年目:再びの対面授業
そんなわけでまたまたカナダに戻ってきた私たち。
久しぶりの対面授業は、まず感覚を取り戻すのに苦労しました。
今までのオンライン授業が基本全部空き時間→やることを決める、というスタイルだったのに対し、対面授業は講義の場所や時間が決まっていて、その間の時間でいかに効率よく勉強できるか、が勝負です。
どこでお昼食べよう? どこで勉強しよう? 1年生の時も、これらのことを1日のスケジュールに沿って決めていたはずなのですが、完全にその感じを忘れていました笑
一方で、留学生の天敵・時差の心配もなくなり、日中に普通に授業を受けられるようになりました。ありがたき幸せ。
授業中に質問があってもその場で聞ける。アドバイザーともオフィスアワーで日中にミーティングできる。これまたありがたき幸せ。
仕事やソサエティ関連のことももっと活発にできるのも嬉しい。
オンラインでしか会ったことのなかった教授に挨拶ができたり、同じクラスを取っている他の学生と話しができるのも楽しいです。
そして、なんといってもディスカッションやグループワークがやりやすいーー!
オンラインだとみんなスクリーンとマイクオフでぎこちなかったのが、対面になりよりオープンな雰囲気で意見を共有しあえる、というのがすばらしい。
デメリットは、教科によってはペーパーバックの教科書を指定されることかな。
オンラインの時は教授が無料でPDFを載せてくれてたりしたのですが… 学生にとって、教科書代はかなり痛い出費です。
あとは、対面に戻ったとはいえ完全にビフォーコロナの時と同じではないので、大きいクラスの時は座る席に気を遣います。スタディパートナーの友達を作ろうにも、誰かの隣に座ろうと思うと後ろの席になってしまい密になるので結局一人で前の席に座るというジレンマ。
そして、これはまだ先の話ですが…
テスト怖いよ~!
エピローグ
いかがでしたでしょうか?
3年間の授業課程を、メモ感覚で振り返ってみました。
少しでも参考になっていれば嬉しいです。
次回は早稲田大学の交換留学生のゆうきさんが、ハリファックスや大学の印象などを書いてくれる予定です。お楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた、Have a great day!
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